『奇跡の地球』(きせきのほし)は、桑田佳祐&Mr.Children名義のチャリティーシングル。発売元はビクターTAISHITAレーベルとトイズファクトリー。
桑田佳祐とMr.Childrenという人気アーティスト同士の豪華なプロジェクトだが、本作の発売はAct Against AIDS(AAA)による患者救済募金活動の一環である。本作のジャケットは地球とその背景の宇宙の写真が使用されており、この写真はNASAのものである。なお、ジャケットには「Act Against AIDS Special Single」と表記されている。また、現在でも珍しく、ジャケットにプロデューサーであり楽曲にも参加した小林武史の名が入っている。現在でも人気アーティスト同士でのコラボレーションによってチャリティーシングルが発売されているが、まだこういったプロジェクトが一般的でなかった日本では強くリスナーの関心を誘った作品である。これ以前に高い売上を記録したチャリティー企画としては、USED TO BE A CHILDがあった。
作品は同年6月までの限定生産として発売されていたが、発売初週の初動売上はオリコンで605,910枚を売り上げ、最終的に172万枚のセールスとなっている。これは桑田佳祐関連のソロシングルとしては現時点で最大のセールスである。オリコンチャートで週間チャート首位経験のあるアーティスト同士のコラボシングルとしては、史上初の週間チャート1位を獲得した。同年の年間チャートでは7位を記録。
サザンや桑田の他シングルと異なり、限定生産であるため現在でも再発がなされていない。そのため音源の入手が困難であったが、2002年に桑田のソロベストアルバム『TOP OF THE POPS』に収録されたことにより容易になった。Mr.Childrenのアルバムには収録されておらず、名義が桑田佳祐&〜であること、桜井和寿はバンドで主に作詞・作曲を務めるが本作では一貫して桑田のみによるものであることなど、桑田佳祐がメインになって製作した感は強い。実際この作品も桑田がAAAに参加していることから小林繋がりで実現したものである。
AAAとの直接の関係はないが、このシングルが発売された6日前に阪神淡路大震災が発生している。このためこの楽曲は、連日災禍が報道されるラジオ等メディアの中において、繰り返しオンエアされることとなり、震災報道という特殊な状況下にあった当時のメディアの中でリスナーに強く印象を与えることになった。なお、Mr.Childrenは、この後発売されたシングル「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」の売り上げ金及びアーティスト印税の全てを全額阪神淡路大震災の義援金として寄付している。